古紙回収・廃品回収、古新聞はおまかせの春日井宮崎です。

新聞記事

機密書類リサイクル、処理需要1割増ペース

——料金、キロ35〜200円で定着。——
掲載日:2001/04/12 媒体:日経産業新聞

 企業や官公庁の機密書類を、機密を保持したまま古紙原料として処理するサービスの需要が拡大している。自治体がごみ減量のため事業ごみの引き取りを削減しているうえ、企業側も裁断・保管に手間がかかることから専門業者に委託する傾向を強めている。料金は完全セキュリティーをうたうサービスとリサイクルを前面に掲げるサービスとの間で差があるが、一キロ三十五—二百円が相場として定着してきた。

 機密書類処理はオフィスで不要になった需要書類を確実に裁断か溶解して文書情報を抹消したうえで古紙原料としてリサイクルするサービス。官公庁や金融機関の各種書類や一般企業の契約書や企画書、学校の答案用紙などが対象だ。

 最大手の日本パープル(東京・港)は、顧客のオフィスに金庫式の書類箱「保護(まもる)君」を置き、現金輸送車並みの専用車で回収、集中処理センターで破砕したうえで製紙会社に納入する。現在、約四千社と契約しているが、今年は一割増の約四千四百社を見込む。

 顧客企業の目の前で出張処理サービスを手掛ける全国RDVシステム協議会(本部仙台市)も、現在の加盟会社二十二社を三年以内に三十社に増やす方針だ。

 古紙問屋でも機密書類の処理量を拡大している。栗原紙材(東京・荒川)は現在の月間千トン程度を今年は一割増やす。山室(東京・台東)も月間五百トンの処理量を五%引き上げる考えだ。

 料金はセキュリティー態勢によって開きが出ている。日本パープルは完全保証型で、企業や自治体から受け取る料金は一キロ二百円前後。古紙問屋ならリサイクルルートが確立されていることもあって一キロ三十五—五十円が平均的となっている。製紙会社が古紙利用率を引き上げていることもあり、機密書類のリサイクルに対する需要は高まっている。

 二〇〇〇年の全国の機密書類の処理量は、業界推定で前年比一割増の年間十六万—十七万トンに達した模様。「今後も二—三年は一割増のペースが続く」(栗原紙材)見通しだ。